「ただいま。」
と言っても返事のない我が家。
手には寄り道して買ったローソンのカルボナーラ。
それをレンジで温めて一人寂しく借りてきた東京ラブストーリーを見ながら食べる日々。
休日にすることはネットサーフィンかDVDを借りにいくくらいしかない。
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嫌ですよね。
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「ムコ殿!」
テレビや時代劇でお姑さんからどやされるイメージが多いお婿さんですが、現在でも婿養子を迎える家は多々あります。
「家」を意識する時代では無くなってきている今、男性が婿養子になるのは珍しくなってきました。
しかしながら、由緒ある家柄、農家、老舗の店など、跡取りに男性が必要と考えている家にはまだまだ期待された結婚の形です。
今回は、「婿」と「婿養子」の違い、婿養子の務めについて過去から現在までしらべてみました。
目次
結婚するために婿養子になる前に…戦前の家の規模を守るのもの婿養子の勤め
おじいちゃんの妹の旦那さんのことなんですけど。
その旦那さんと、おじいちゃんの妹はいとこ同士だったんです!
しかも、その旦那さんは、私のひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんと「おじいちゃんの妹と婿養子縁組婚により入籍」となっていたんです。
いとこ同士!?にもビックリしたし、おじいちゃんの妹の兄弟として他にも男の子がいるにもが関わらず婿養子をとったことが衝撃的でした。
戦前、このような形の婿養子は結構あったようです。
なので、戦前や江戸時代とかでしたら普通だったのかもしれません。
婿養子への大きな期待
婿養子縁組結婚は、新民法発足まであった制度です。
現在は廃止され、違う方法で婿養子になります。
戦前の婿養子縁組結婚では、婿養子になるというのは義理の親の相続人になり、養う義務があります。
戦中は、一家の柱となる男性は招集命令かからず免除されるというメリットがありました。
ただし、終戦間際の日本は戦力的に追い詰められていきますので、大黒柱も招集されていきます。
しかし、元々、婿養子は大体が家の跡継ぎとされ、さらにお世継ぎも期待された大事な「お内裏さま」だったのです。
当時は家を継ぐ(家督を相続する)事が出来ない男性は、婿養子として役目を果たしたり、分家として本家から独立させられたりしました。
家督相続出来る男性以外は、いつか家から出なければと思う人もいましたし、密かにその地位を狙っていた人もいたでしょう。
- 家の財産はすべて家督名義
- 家督がOKしなければ何も出来ない
- 家族の結婚も家督を中心に親戚で決める
- 遠くに出かけるのも家督の許可がいる
- 60歳前後に引退し、次の男性に全権力全てを相続する
これは、婿養子縁組で結婚した男性も、妻の家を義理の父から家督相続人になる権利があたえられました。
また、役所や警察とその家の長として連携しあい、家庭内の色々な権限もあったようです。
昔は自分たちの土地や資産を一族で守るため、いとこ同士の婿養子縁組婚などを孫辺りの代でさせて守っていた説もあります。
それでも、奥さんの両親には気をつかっちゃうよな・・・。
でも、当時は家の主に決められた結婚だと逆らえなかったんだよね。
もし俺が大正や昭和初期に生まれていたら、親が決めた縁談だけはイヤだったから、勘当されたかもしれないや。
戦前の勘当は、主の権限で相続権のはく奪(推定家督相続人廃除:すいていかとくそうぞくにんはいじょ)を戸籍に届け出る権限もありました。和解すれば取り下げも可能で、取り下げ日の記載もされました。
現代では親に「勘当だ!!」と言われても相続権は残りますし(理由があれば除外も可)家族内のもめごとで長いケンカが続くケースもありますが、戦前ほど厳しい意味はありません。
敗戦により、家の主に権限ははく奪される
第二次世界大戦に負けた日本は、アメリカの監視下のもと憲法から生活に至るまで大きく変革することを余儀なくされました。
新民法ではみな平等で健康的な生活を保障されることなりました。
アメリカは、「家」を一つのグループとして形成することを廃止させました。
軍国主義のように権力者がいることが、結束の強い活動団体になる事を懸念したのです。
そして、「戸主」と呼ばれるた一家の主は、絶大な権力をはく奪され、「世帯主」「筆頭者」に変わりました。
婿養子は、家を安泰にさせてくれる担い手という位置づけに変化します。
終戦後、先祖代々の家系を維持する役割に
終戦後、新民法発布以降もすぐに日本人全体の意識が変わるわけもなく、やはり一家に一人以上男の子がいてほしい、親の面倒を見てほしい、そして墓守りをしてほしいと思う家庭も少なくありませんでした。
女の子しかおらず、どうしても婿養子を必要とする家では、戦前と同じようにお見合いさせたり縁談を用意して結婚に持ち込ませました。
結婚したらやはり期待されるのは跡継ぎです。
妻の両親を自分の両親と同じように扱い、夫婦円満でいて、なおかつ子供が生まれれば婿養子としての役割は十分果たしたことになります。
婿養子縁組婚が廃止されて、婿養子になる方法は
戸籍の届の話になりますが、戦前の旧民法では「(妻の親と)養子縁組婚」という方法で届け出るだけで成立しました。
現在は少々手続きが面倒です。
- 夫になる男性が妻の親(両親または片親)と養子縁組し、届け出る
- 妻の家の戸籍に養子として入籍
- 同籍の妻と婚姻届を提出、新たに夫婦の戸籍が作られる
この届出を結婚に合わせて一回で手続きする人も多く、一瞬だけ妻の両親のもとに入籍して即出る、という形になります。
余談ですが、結婚の時に姓名はどちらの姓を名乗るか選べます。
仮に妻の姓を名乗る結婚を決めたら、戸籍の筆頭者は妻になり、続いて夫の名前が記載されます。
この場合は妻の両親と養子縁組していませんので、「婿養子」ではなく「婿」と呼ばれます。
最初は夫の姓を名乗り、ゆくゆくは婿養子という人も
一度は妻もお嫁にいき、男性の姓を名乗ります。
そして、数年後または妻の両親または片親が健康なうちに養子縁組をして、妻の姓になる男性もいます。
理由は様々ですが、近年で一番多い理由として相続対策が主流ではないでしょうか。
資産が多いと少ない人数で相続の場合、相続税の負担が大きくなりますが、相続人数を増やすだけでも一人当たりの受け取る額が少なくなり、その分支払う税金が少なくなります。
そのため、お金持ちや由緒ある家柄では、婿養子縁組は行われていたりします。
現在の婿養子事情は?
戦後生まれの親でも、様々な事情で婿養子を望む家は多いそうです。
今も昔も理由は一緒で、「代々続く商売」「政治家一族」「農業」「企業経営」など、やはり守りたいものがある家では歓迎される感じがします。
また、精神的に悩みの種になる嫁姑関係のようなことはほとんどないそうで、むしろ大切に扱ってくれることが多いとの事です。
ただ、婿養子なりの苦労もあり、相手の家のしきたりに合わせなくてはいけない、プライベートが丸見え、控えめにならざるを得ないなどため息が出ることもしばしばあるようです。
婿養子に来てくれる場合、結納代は女性側の負担!
最近の結婚は入籍だけ、または結納の儀の代わりに親族顔合わせの食事会だけなど、儀式にも金額的にも負担の少ないことが主流です。
実は、きちんと結納を行う場合、男性に婿養子に来てもらう場合、少々事情が違うようです。
結納金は一般的に女性が嫁ぐときは100万円が相場といわれていますが、男性が婿養子で来てくれる場合、妻になる側の家が、女性の結納金の相場より2~3倍を納めるとの事です。
それだけ、婿養子には大きな期待がこめられ、封建的ではありますが跡取りの男性が我が家に来てくれるという感謝とお礼を含めた金額と言われています。
※なお、この辺りは地域特性がありますので住まれている地域によっては事情が異なることもあります。
なので、その地域に合わせた事情で進めていくことが必須になります。
さすがに婚約指輪は男性の負担というのが主流だそうです。
婿養子といえども同居の義務はない
婿養子といえば、家に入り妻親族と同居をすべきものと思われがちですが、現代は異なります。
近所にすんで、妻の家の事業を手伝うことも可能です。
ただし、状況によって養親の面倒をみる義務は生じますので最初はお財布が別でも、扶養家族にいれて経済的にも健康保険などの加入など婿養子が手続きを行う可能性は高いでしょう。
婿養子ではない「マスオ」さん
ちなみに妻の親と同居する場合は「マスオさん」と言葉でよばれることが定着しています。
これはサザエさんがフグ田家にお嫁に行っているのにも関わらず、妻の実家内で生活している為です。
家の表札は「磯野」「フグ田」が正しいのですが、サザエさんの玄関を見ると「フグ田」の表札はないですね。
マスオさんに郵便物を出すときは「世田谷区桜新町あさひが丘〇ー〇ー〇 磯野様方 フグ田マスオ様」となります。
少子化の上、男性の数が減少傾向の日本
最近は、男性側は「婿養子」になることを懸念し、また女性側も「親や家の重圧」で悩み、「婿養子に来てくれる事」という条件がおおきな壁になっております。
戦前は生活のため、嫌でも望まれるならと婿養子縁組を承諾した男性も多かったでしょう。
現在は一個人の人権を尊重、という意味で難しい面もあるのかもしれません。
けれど、後から「養子縁組」をするということも可能なわけで、夫婦生活上妻側の家の事情に合わせて後から婿養子になることも選択肢の一つです。
女性側も姉妹だけという家庭も多いですが、全員お嫁に出してしまう家庭も増えました。
しかしそれは、一緒になる男性が婿として妻の家をサポートしてくれるからできることです。
何かに縛られる形ではなく、様々な角度から「婿養子」になるのも時代の流れかもしれませんね。
まとめ
今回は「婿養子」と「婿」、時代により婿養子の立場が変化してきた事情を紹介しました。
- 婿養子が戦前・戦後で大きく権利や義務が変わった
- 婚姻時に婿養子になる場合の役所への手続きが変わった
- 婿養子は控えめにならざるを得ない
- 現代で婿養子は後からでもなれる
- 相続権が発生し、妻方の親を養う義務がある
- 婿は妻の姓を名乗る結婚をした人、婿養子は妻の親と親子関係になった人
- 婿養子婚の場合の結納金は女性の2~3倍を納めてもらえる
肉食女子、草食男子、結婚にあまり期待が持てない若者、過疎化の地域で相手に悩んでいるなど様々な事情で結婚に踏み切れない方もいると思います。
婚活プロフィールでも、婿養子可にすると意外と引く手あまたかもしれません。
パートナーがいて、婿養子の話が出た場合はお互い納得するまで話し合い、どの形で婚姻生活をスタートするのがベストなのか話し合ってみてはいかがでしょうか。
私の親の養子になるの、そんなに嫌なわけ?
いづれ2世帯住宅を作って私たちと暮らしたいって。
庄ちゃんには、ゆくゆくは自分の養子になってもらいたいなーって。
そうだね、ゆくゆくはいいかな!?ははは(汗)
彼氏と失恋してから恋愛ドラマを見て「こんな恋がしたい!」と空想にふけっていませんか?
「自分磨き!」と言ってメイクアップスクールや趣味に没頭してませんか?
失恋してすぐでしたらそれでも構いませんが、あまり長く続けると結婚に適した時期を過ぎてしまいます。
「出来るだけ早く立ち直って次の相手を見つける。」
これが一番の特効薬になります。
私の高校の同級生が失恋してから趣味に没頭していたのですが、叔母の急死をきっかけに婚活をする!という決断をしました。
ただ、一筋縄では行かなかったみたいなので、私と主人がアドバイスした所、4ヵ月で付き合う相手が見つかり、1年で結婚できました。
結婚報告を聞いた時には主人と共にかなり喜びました。
どのようにして相手を見つけれたか?
ほとんどの方が思っている価値観のおかしい所とは?
詳しいことはこちらを参照してくださいね。
運営者の庄太郎さんと異なり、私は最初から婚活アプリ中心で活動しました。
私が婚活を始めた時は30代も半ばであり、職業も自営業(フリーランス)と言う婚活市場ではかなり厳しい条件で活動しておりました。
中には出会って5分でフェードアウトされたこともあります。
しかし、そこで挫けずに婚活をした結果、私は婚活アプリに登録してから1年で結婚できました。
私のような一般的に条件が厳しいと言われている中でもくじけずに活動すれば結婚できます。
私も婚活アプリに登録する前には色々な婚活を試して挫折し、絶望を味わいました。
その時の話はこちらになります。
今ではお二方とも温かい手料理に囲まれてテレビを見ながら談笑する和気藹々とした家庭になっております。
友人の方は無邪気な男の子がいて、妻の後輩はお腹に新しい命が宿っております。
私自身この成功を見て幸せに感じております。